
日本では、2020年4月7日、安倍首相から新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言が発出されました。
僕が住む福岡県も対象の県に加えられました。
生まれて初めてのことに、戸惑いが無いと言えばうそになります。
思えば、昭和から平成へと変わる中で、いわゆるバブル時代を経験した世代です。
あれから30年後。
戦後最大とも言われる、経済低迷。
日本では、いよいよこれからさらに深い闇に入ろうとしている状況ですが、世界はどうか。
先日の日経新聞では、世界の金融市場は、コロナショックに対する警戒感が和らぎ始めていると出ていました。
新規感染者数がピークに達しつつあるという見方が広がりつつあるようです。
市場心理は「底」が見え始めたという機運もあります。
でも、実際にはまだまだ先行き不透明です。
そういえば、新聞にこんな言葉が紹介されていました。
著名投資家ジョン・テンプルトンの言葉だそうです。
「強気相場は悲観の中で生まれ、懐疑とともに育ち、楽観とともに成熟し、陶酔とともに消えていく」
今回の株価急落は、それまでの株価上昇が、まさに「陶酔とともに消えた」といっても過言ではありません。
さて、その株価の動きを経済活動等の状況を示す基礎的な要因をもとに分析するのが、ファンダメンタルズ分析です。
前回は、このファンダメンタルズ分析の中の指標であるPER(株価収益率)について説明をいたしました。
今日は、もう一つの代表的な指標、PBRについて触れたいと思います。
PBRとは、Prise Book Value Ratioの略で、日本語では「株価純資産倍率」といいます。
今の株価がBPS(一株純資産)の「何倍」かを知る指標です。
つまり、株価÷BPS=PBR
なんだか難しいですね。
このPBRは、会社の資産から見て、現在の株価が割安か、割高かの判断指標のことを指します。
優良企業の目途としてのPBRは1倍と言われています。
この1倍を切ると「お買い得」な株ということができます。
PBRにはBPS、PERにはEPSという別の指標が必要なのですが、またそれは後日。
【スクール&イベント情報】
◎【オンライン講座】株式投資基礎講座(ファンダメンタルズ分析)開講のお知らせ
◎投資体験型ボードマネーゲーム
「ザ・シークレット・オブ・マネーゲーム」
◎お金と友達になるコミュニティサロン「ブジッジ」入会のご案内
コメントをお書きください